旅の雑誌を片手に、そこに掲載されているレジャースポットを巡り、おみやげを買う、このような感覚で屋久島を訪れるのは、あまりにも惜しいと思います。
先日我が家に家族旅行のつもりでやってきた人たちがいましたが、来島後2〜3日経って、私が「何日くらい居たい?」と聞くと「う〜ん、2週間は欲しいな」とのこと。
私もそう思います。屋久島の空気に触れたら、ゆったりとしたとした気分に成ります。
しかし、その実感を得るのは、2〜3泊で難しいでしょう。もう少し滞在して「今日はどこにも出かけない」位の時間があると、直接体で感じることができると思います。
「スローステイ(ゆったりと過ごす)」は、屋久島にやってきた人たちのために贈る言葉です。
私は、これから具体的なスローステイの企画を進めたいと考えています。
いまのところ以下のような内容ですが、いい提案があればどんどん加えていきたいと思っています。
オリジナルルートのハイキング
素人の魚釣り
農業体験
バードウォッチング
屋久島在住者との懇親会(地元、移住者)
ホームセミナー(民家でテーマを決めて話し合う機会)
先日我が家に滞在した東京の夫婦3組のスケジュールを紹介します。
5日間なので少し短いのですが、さらにいろいろなものを組み合わせてユニークな体験ができると思います。
●1日目
最終便にて屋久島空港に到着。
レンタカーを借りた後、我が家へ。荷物だけおいてすぐに尾之間温泉へ。
食事はあらかじめ送っておいた食材で、適当に作ってみんなで食べる(もちろん私たち親子も)
食後は滞在中の予定などについて夜遅くまで長話。
●2日目
うちの息子が7時前に起きるので、私たちもそれに合わせて起きると、全員起きてくる。
メンバーの一人が体調不良なので尾之間診療所に連れていく。(健康保険証は持ってきてくださいね)
11時頃に出発。千尋(せんぴろ)の滝(原)、春田浜(安房)、松峯大橋(安房)を回って、安房の「かもがわ」という店で昼食。
食後は予約しておいた一湊の「縄文じいさん」のアトリエを訪問、絵などを買い込む。
夕方から、これも事前に人集めをしておいて、知り合いのタンカン農家で鍋を囲む。

帰宅後翌日の予定を打ち合わせて床につく。
●3日目
8時に島一周に向けて出発。
平内海中温泉(満潮で海に沈んでいた)、湯泊温泉、中間(なかま)のガジュマルを回って、フルーツガーデンへ。
フルーツを味わった後、大川(おおこ)の滝から西部林道経由で永田のいなか浜(ウミガメ産卵地)で一休み。
貝殻拾いなどで白い砂浜とアクアブルーの海を楽しむ。
このあたりで昼食ということで宮之浦まで進み「かぼちゃや」(有名な店でいつもは行列)で屋久島の味で腹ごしらえ。
パワーを注入したところで、白谷雲水峡に向かう。約3時間でもののけ姫の世界に浸る。
白谷雲水峡については「山登り」のコーナーを見てください。

帰りは「わいわいランド」で買い物をして、汗をかいた後はやはり温泉ということで「尾之間温泉」へ。
●4日目
この日は前線通過で朝から強い風雨。
地元の長老の話が聞きたいと言うことだったので、私の知り合いのお父さん(85歳)に来てもらった。

戦前から昭和32年くらいまでの屋久島の様子がよく分かるおもしろくてためになるひとときだった。
(なんと2時間半も話を聞かせていただいた)
この日の昼食は我が家の近くのレストラン「おせ」で、これまた絶品の料理を口にした。

午後は2日目に鍋を囲んだ人たちを訪問して時を過ごした。
そのうちタンカン農家の人に「ポンカン」を送りたいという話が出たとたん、地元の農家まで案内してくれて、ここでまた知り合いが増えた。
これまでの3日間は我が家で泊まったが、この日は最後の夜ということで料理のおいしい宿で一泊しようと
平内の「望海苑」で私の家族と一緒に食事をした。

●最終日
ゆっくり目の朝にして、我が家に寄ってから出発。

飛行機の時間まで宮之浦の環境文化センターで屋久島のビデオを見たり、おみやげを買ったりして
旅を終えた。
彼らの場合は、将来移住したいということもあって、滞在の間を縫ってあちこち土地を見て回った。
土地については、私がいろいろな人から情報をもらっておいたものである。